給湯器エラーコード「331」
お湯が出ない原因・修理費用・交換の判断基準

給湯器エラーコード「331」お湯が出ない原因・修理費用・交換の判断基準

給湯器に「331」というエラーコードが表示されると、「故障なのか」「すぐ修理が必要なのか」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

エラー「331」は、給湯側の温度を管理するサーミスタ(温度センサー)に異常が発生した際に表示されるコードで、水は出るもののお湯が出ない、またはすぐ止まってしまうといった症状が起こりやすいのが特徴です。

この記事では、エラー「331」が起きる原因から、自分で試せるリセット方法、修理にかかる費用の相場まで、専門業者が分かりやすく解説します。

この記事でわかること

  1. 給湯器のエラーコード「331」の意味
  2. エラー「331」の発生原因
  3. 自分でできる対処方法
  4. 修理と交換の判断基準
  5. 修理交換にかかる費用の目安

給湯器 エラーコード「331」とは

給湯器のエラーコード「331」は、給湯側のサーミスタ(温度センサー)異常を検知した際に表示されるエラーです。

サーミスタは、給湯器内部でお湯の温度を監視している重要な部品で、熱交換器や給湯出湯部などに取り付けられています。

サーミスタに不具合が起きると、給湯器温がお湯の温度を正しく判断できなくなり、安全のためにキッチン・洗面・シャワー・ふろ給湯などの運転が強制的に停止されます。

メーカー別 エラー「331」の定義

リンナイ

缶体サーミスタの断線・短絡

ノーリツ

給湯缶体サーミスタ異常

パロマ

給湯出湯サーミスタ断線

パーパス

混合温サーミスタ断線/短絡

1995年以降、給湯器のエラーコードは国内の主要メーカーのあいだで統一されています。メーカーごとに呼び方や定義は異なりますが、エラー内容や症状はは共通となっています。

そのため、エラーコード「331」が表示された場合は、どのメーカーであっても給湯全般の温度を正しく検知できない状態となり、多くの場合「水は出るがお湯が出ない」「一瞬お湯になってすぐ止まる」といった症状が発生します。

エラー「331」が出たときの典型的な症状

エラー「331」が発生すると、次のような症状が見られることが多いです。

  • 水は出るが、お湯にならない
  • ぬるいお湯が一瞬だけ出て、すぐ水に戻る
  • 給湯運転の開始後すぐにエラー「331」が表示され運転が停止する
  • シャワーやふろ自動など、給湯を伴う操作がほぼすべて使えなくなる

給湯側の制御が止まるため、シャワー、キッチン、洗面所、お風呂の湯張りなど、「給湯」に関わるすべての動作ができなくなるのが特徴です。

エラー「331」の主な原因

サーミスタ(温度センサー)の故障

長年の使用による経年劣化や熱ストレスにより、サーミスタの抵抗値が異常になったり、断線・短絡(ショート)を起こすことがあります。

サーミスタに不具合が起きると正しい給湯温度が検知できず、給湯器は安全のため運転を強制的に停止し、エラー「331」を表示します。

配線・コネクタの接触不良

サーミスタと制御基板をつなぐ配線の断線や、コネクタの緩み・腐食などが原因で、信号が正しく伝わらなくなるケースです。

振動や結露、水気の影響で発生することもあります。

制御基板の不具合

サーミスタ自体に異常がなくても、制御基板側の入力回路が故障していると、誤って異常判定される場合があります。

雷サージや電圧の乱れ、基板の経年劣化が原因になることがあります。

熱交換器まわりの異常

熱交換器内部にスケール(水垢)が付着し、局所的に温度が異常に上昇したり温度ムラが起きたりすると、サーミスタが異常状態と判断してエラー「331」が発生するケースもあります。

硬水の地域や高温設定での使用が多い環境で起こりやすくなるため注意が必要です。

エラーコード「331」自分でできる対処法

エラー「331」はセンサー系統の異常なので、ご家庭内でできる対処方法は給湯器のリセット操作に限られます。

給湯器の内部部品の修理は、メーカーまたはメーカー指定業者しか対応できないため、配線分解や配線をいじるような作業は行わないようにしましょう。

一時的な誤作動が原因でエラー「331」が表示されている場合、給湯器をリセット(再起動)することで動作が回復する可能性があります。

給湯器のリセット方法は、リモコン操作によるものと、電源プラグの抜き差しによる方法があります。

以下で、それぞれのリセット操作の手順を紹介します。

給湯器のリセットは繰り返し行わず、2~3回程度までにとどめてください。

一時的に復旧してもすぐにエラーが再発する場合、物理的な故障の可能性が高いです。

また、何度もリセットを繰り返すと、安全装置が働いて機器が完全に停止してしまいます。

リモコンでリセット

リモコン単独でできる最も簡単なリセット方法です。

  1. 家中の給湯をすべて止める
  2. リモコンの運転(電源)スイッチを「切」にする
  3. 30秒~1分ほど待つ
  4. リモコンの運転(電源)スイッチを「入」にする
  5. エラー表示が消えているか確認する

電源プラグでリセット

リモコンリセットでエラーが直らない場合や、リモコン側で電源が入らない場、給湯器本体の電源プラグの抜き差しによるリセット操作を試してみましょう。

  1. 家中の給湯をすべて止める
  2. 給湯器本体の電源プラグを抜く(または漏電ブレーカーをOFF)
  3. 10~30秒ほど待つ
  4. 電源プラグを差し直す(またはブレーカーをON)
  5. リモコンで動作とエラー表示を確認する

※マンションなどPS(パイプスペース)設置の場合は、本体プラグが見えないことが多いため、専用ブレーカーや漏電遮断器をOFF→30秒~1分後にONする方法で対応してください。

エラー「331」修理と交換について

給湯器のエラー「331」が表示された場合、修理で対応できるか、それとも本体交換を検討すべきかは、給湯器の使用年数が大きな判断ポイントになります。

目安として、使用7年未満であれば修理対応が現実的です。

10年以上使用している場合は交換を検討したほうが、今後の故障リスクやトータルコストを抑えやすくなります。

8~9年目の給湯器については、修理費用の金額が判断材料になります。

修理費が比較的安く済む場合は修理、費用が高額になる場合は、将来的な安心感も考えて交換を選ぶのがおすすめです。

以下で詳しく説明します。

修理の場合

設置から7年以内の給湯器であれば、サーミスタや配線、基板などの部品交換による修理で復旧できる可能性が高く、まずは修理を検討するのが一般的です。

比較的新しい機種であれば部品供給も安定しており、修理後も数年は安心して使えるケースが多くなります。

修理の依頼先

給湯器の修理は、メーカーまたはメーカー指定の修理代理店のみが対応可能です。

一般業者は、修理用部品を取り扱っていないため、修理対応はできません。

そのため、エラー「331」で修理を希望する場合は、給湯器本体に記載されているメーカー名を確認し、メーカー窓口へ直接連絡するようにしましょう。

ノーリツ

アフターサポート・修理のご依頼

https://www.noritz.co.jp/aftersupport/repair/

リンナイ

インターネットからの修理のお申し込み

https://www.rinnai.co.jp/contact/repair/web/

パロマ

修理のご案内

https://www.paloma.co.jp/support/repair/

パーパス

修理受付について

https://www.purpose.co.jp/aftersupport/repair/

修理費用の目安

エラー「331」の修理費用は、故障している部品や作業内容によって大きく変わります。

サーミスタ(温度センサー)の交換であれば、1.5~3万円程度が目安です。

電装ユニット(制御基板)まで交換が必要になると、2~5万円程度かかることもあります。

また、複数の部品が故障している、設置場所が狭い、高所作業が必要といった条件が重なると、費用がさらに高くなり、状況よっては10万円を超えることもあります。

修理不可と判断された場合でも、出張点検費用が発生する点には注意が必要です。

修理見積もりが高額な場合は、無理に修理せず交換を検討したほうが結果的に安く済むことも少なくありません。

特に、寿命が近づいている使用7~8年目の給湯器で修理費が高くなる場合は、数年以内に再び交換が必要になる可能性があります。その点を考えると、早めに交換したほうが安心で、長期的にもおすすめです。

交換の場合

設置から10年前後が経過している給湯器の場合、交換を検討するのがおすすめです。

給湯器の設計上の寿命は10年とされており、サーミスタが故障し始める時期は、熱交換器やポンプなど他の主要部品も寿命が近づいているサインでもあります。

「今回はセンサーを修理したが、次は別の部品が故障した」というように、修理を繰り返して結果的に費用がかさんでしまう、いわゆる「修理貧乏」を避けるためにも、このタイミングで本体交換を検討する価値があります。

給湯器交換の依頼先

給湯器交換の依頼先には、メーカー、ガス会社、ホームセンター、家電量販店、ハウスメーカー、給湯器交換の専門業者などがあります。

それぞれにメリット・デメリットはありますが、価格と対応スピードのバランスを重視するなら、給湯器交換の専門業者がおすすめです。

専門業者は中間マージンが少なく、在庫を多く持っているため価格が比較的安く、対応も早い傾向があります。

ただし業者数が多いため、信頼できる会社を見極めることが重要です。

複数社から相見積もりを取ることで、金額だけでなく、スタッフの説明の分かりやすさや知識レベル、対応の丁寧さも比較できます。

また、給湯器工事には資格が必要です。必ず有資格者が在籍している業者を選ぶようにしましょう。

交換費用の目安

給湯器交換にかかる費用は、「給湯器本体代金・リモコン代・標準工事費・古い給湯器の処分費」を合計した金額になります。

一般的な相場は、約8万円~36万円前後です。

機種の種類や号数、設置状況によって金額は大きく変わるため、詳細は見積もりで確認することが大切です。

給湯器交換にかかる費用の目安
給湯器の種類 交換費用の目安
給湯専用ガス給湯器 約8~15万円
追い焚き付きガスふろ給湯器 約14~25万円
温水暖房熱源機 約23~36万円
※エコジョーズは約2~6万円アップ

賃貸の場合

賃貸住宅でエラー「331」が出た場合は、できるだけ早く管理会社やオーナー、大家さんに連絡してください。

給湯器は賃貸物件の「設備」にあたるため、経年劣化による故障であれば、修理・交換費用は貸主負担になるのが一般的です。

ただし、故意や不注意によって故障させた場合は、入居者負担になる可能性があります。また、自分で修理を試みて症状を悪化させたり、勝手に業者を手配して交換した場合、原状回復費用を請求されるケースもあります。

給湯器に異常を感じたら、自己判断で触ったり業者を手配したりせず、まず管理会社やオーナーに連絡するようにしましょう。

まとめ:エラー「331」原因・修理費用・寿命の判断基準

エラー「331」はガス漏れなどの危険系エラーではありませんが、給湯制御の要となる温度検知が正常に行えない状態です。

給湯に関わる動作がすべて制御されるため、放置するとお湯が使えない状態が続いてしまいます。

リセット操作で一時的に直っても、再発する場合は早めに専門業者へ相談し、適切な修理または交換を行うことが安心です。

給湯器の交換を検討しているなら、給湯器交換専門業者のユプロにお任せください。

年中無休・最短即日工事に対応し、同等機種への交換はもちろん、号数アップやエコジョーズへの変更も可能です。

ノーリツ・リンナイ・パロマ・パーパスの人気機種を格安でご用意しており、有資格者が親切・丁寧に対応いたします。

関連コラム 給湯器の「エラーコード」に関する記事一覧

TOP