
「お湯を出したら突然リモコンに「161」と表示された」「シャワー中に給湯器が止まった」などのトラブルでお困りではありませんか?
給湯器 エラー 「161」は、多くのメーカーで共通する高温異常(沸騰検知)系の安全停止エラーです。
放置するとやけどや機器損傷のリスクがあるため、正しい知識と対処が重要になります。
本記事では、給湯器交換業者の専門視点から、エラー「161」の意味・原因・自分でできる確認方法・修理や交換の判断基準まで詳しく解説します。
この記事でわかること
- 給湯器エラーコード「161」の意味
- エラー「161」原因と対処方法
- 使用中止のサイン
- 給湯器の修理交換の判断基準と費用目安
給湯器エラーコード「161」の意味
給湯器のエラーコード「161」は、出湯温度が異常に高くなり安全停止状態となったことを示すエラーです。
設定温度より高い温度のお湯が出た、出湯温度の制御に異常が生じたことを検知した、内部で沸騰に近い異常高温を検知した際に、自動的に燃焼を停止する安全機能が働いたことを示しています。
内部の温度センサーが異常な高温を検知すると、機器は即座に燃焼を停止します。これは故障というよりも、事故を防ぐための保護動作です。
メーカー別:エラー「161」の定義と名称
日本の主要給湯器メーカーにおいて、エラー「161」は共通の意味を持ちますが、メーカーごとに表現が異なります。
- ノーリツ
- 給湯出湯温度異常
- リンナイ
- 給湯沸騰検知
- パロマ
- 給湯出湯温度異常
- パーパス
- 出湯温度異常(高温検知)
- 東京ガス
- 水の温度異常を検知、または温度検知の系統異常
定義・名称は異なりますが、いずれも「高温異常による安全停止」であることに変わりはありません。
「161」は危険性が高いエラー
エラー「161」は、給湯器の安全装置が正常に作動したことを知らせるサインです。
一見すると大きな故障ではないように思えるかもしれませんが、そのままエラーを無視して使用を続けると、思わぬ事故につながる可能性があり非常に危険です。
「一度電源を入れ直したら直ったから大丈夫」と使い続けてしまうと、シャワー中に突然100℃近い熱湯が噴き出し、やけどをする恐れがあります。
さらに、エラーが出ている状態で運転を続けると、熱交換器の損傷や内部部品の劣化を早めてしまう原因にもなります。
安全装置が作動している間はよくても、根本原因を解消しなければ、やがて重大な故障へと発展する可能性があるのです。
そのため、エラー「161」が表示された場合は、まず使用を中止し安全を確保することが大切です。
エラー「161」が発生する5つの主な原因
水量不足(流量不足)による過熱
給湯器は一定以上の水量が流れないと正常に温度制御ができません。
水量が少なすぎると、内部で水が急激に加熱され、異常高温と判断されることがあります。
水量不足は、シャワを極端に絞っている、蛇口を少ししか開けていない、ストレーナ(給水フィルター)の詰まりなどが原因となることが多いです。
熱交換器の汚れ
長年使用している給湯器では、内部部品の「熱交換器」にススが溜まったり、内部に水垢(スケール/カルシウム成分)が固着したりすると、熱の伝わり方が不安定になります。
これにより、冷却効率が低下して局所的に異常高温が発生しやすくなり、沸騰検知の安全機能が働いてエラー「161」が出ることがあります。
特に設置から10年以上経過している機器では要注意です。
温度センサーの故障
給湯器内部の温度センサー(サーミスタ)が誤作動や劣化を起こすと、実際は正常でも「異常高温」と誤検知することがあります。
制御基板の故障
制御基板が劣化・故障すると、温度制御が不安定になる、センサー信号を正しく処理できなくなるなどの症状が出ます。
外気温の影響
エラー「161」は、外気温の影響によって発生することがあります。
夏場などで水温が高い状態のときに、少量のお湯を出すとエラー「161」が表示されることがあります。
また、給湯器内部の熱交換器が凍結などによって詰まりを起こすと、お湯の温度が異常に高くなりエラー「161」が発生する可能性もあります。
エラー「161」自分で試せる安全な対処方法
一時的な誤作動や使用環境の影響によってエラー「161」が表示されている場合は、簡単な操作で改善する可能性があります。
ここでは、ご家庭で安全に試せる対処方法をご紹介します。
エラー「161」は危険度の高いエラーです。
対処方法を試しても改善しない場合は、何度も繰り返さないでください。
また、異臭・煙・異音・ガス臭・水漏れなどの異常がある場合は、対処を行わず、すぐに使用を中止してください。
給湯栓をしっかり開ける
蛇口やシャワーを絞りすぎていないか確認しましょう。
ポイントは「十分な水量を確保すること」です。
節水タイプのシャワーヘッドを使用している場合、水量が足りていない可能性があります。
一度、他の蛇口(キッチンや洗面所)で、お湯を勢いよく出してエラーが出るか試してみてください。
ストレーナーの清掃
給湯器の下部にある「水抜き栓」には、配管からのゴミを受け止めるフィルター(ストレーナ)が付いています。ここにゴミが詰まると水量が減り、「161」エラーの原因になります。
※作業の際は、取扱説明書を確認し、必ず止水栓を閉めてから行ってください。
リセット操作
一時的な制御異常なら、給湯器をリセットすることでエラー改善することがあります。
リセットの手順は、以下のとおりです。
- 家の中の給湯栓をすべて閉める
- リモコンの運転スイッチをOFFにする
- 60秒ほど待機
- 運転スイッチを再度ONにする
- リモコン画面からエラーが消えているか確認
- お湯を出して動作に問題が無いか確認
凍結の確認
熱交換器が凍結で詰まりを起こしている場合、いったん使用を中断してしばらく待ってみましょう。
凍結はしばらく放置することで、日中の気温上昇とともに氷が自然に溶けて症状が改善する可能性があります。
凍結が起きていないなら、上記でご紹介したリセット操作が対処方法として有効です。
給湯器エラー「161」使用中止のサイン
エラー「161」が表示された際に、次のような症状が見られる場合は、ただちに使用を中止してください。
- リセットしてもすぐに再発する
- 焦げ臭い・ガス臭いなどの異臭
- 給湯器本体から黒煙が出ている
- 爆発音や異常に大きい運転音などの異音
- 本体や配管から水漏れしている
これらの症状がある場合、そのまま使用を続けると、火災・一酸化炭素中毒・爆発事故などにつながるおそれがあり、非常に危険な状態です。
すでに安全装置が作動している段階であるため、自己判断での使用継続や繰り返しのリセット操作は避けましょう。
修理や交換など、専門業者による点検・対応が必要な状況です。
安全のため、速やかに使用を中止してください。
給湯器エラー「161」修理か交換かの判断基準
エラー「161」が出た場合、修理と交換の判断ポイントは使用年数と故障の内容です。
使用年数が10年未満
使用開始から10年未満の給湯器の場合、修理でエラーが改善する可能性が高いです。
10年未満であれば、本体全体の劣化が進んでいない可能性が高く、該当部品の交換だけで済めば費用を抑えられます。
エラー「161」では、温度センサー(サーミスタ)の交換のみであれば、修理費用の概算は1.5万〜3万円程度で済みます。
また、給湯器にはメーカーの商品保証が付いていることが一般的です。
保証期間はメーカーによって異なりますが、1~3年程度が目安です。
保証期間内の故障であれば、無償で修理対応を受けられる可能性もあるため、まずは保証書を確認してみましょう。
使用年数が10年以上
給湯器の設計上の標準使用期間は、各メーカー共通で10年です。
10年以上使用している給湯器にエラー「161」が出ている場合、熱交換器など主要部品が寿命を迎えている可能性があります。
また、古い給湯器では「一箇所を修理しても、すぐに別の部品が故障する」という故障の連鎖が起こりやすくなります。
結果的に修理費用が積み重なり、総額が高額になることも少なくありません。
また、メーカーの部品供給が終了している、修理費が高額になりやすいといった事情からも、10年以上経過している場合は交換を前向きに検討するタイミングといえます。
給湯器交換を検討すべきサイン
たとえ使用期間が10年未満でも、次のような状況に当てはまる場合は交換を視野に入れるべきです。
- 他のエラーも頻繁に表示される
- 修理部品の供給が終了、もしくは入手困難
- 修理見積もりが高額(交換費用に近い金額)
エラー「161」だけでなく複数のエラーが出ている場合、内部の劣化が広範囲に及んでいる可能性があります。
また、修理費が交換費用の半額以上になる場合は、今後の故障リスクを考えると交換のほうが経済的なケースが多いです。
新しい給湯器は省エネ性能が向上しており、ガス代の削減や安全性能の強化といったメリットもあります。
給湯器は約10年使用する家電ですので、長期的な視点で判断することが大切です。
エラー「161」給湯器の修理交換にかかる費用
修理費用の目安
エラー「161」に関する修理費用は、以下が目安です。
- 温度センサー交換
- 8千〜1.5万円
- 基板交換
- 3〜6万円
- 熱交換器の交換
- 5万円以上
修理費用は故障内容や作業難易度によって大きく変わります。
複数の部品が同時に故障している場合や、狭所作業や高所作業が必要な場合、マンションのPS設置型の給湯器の場合は、費用が高額になる傾向があるため注意が必要です。
なお、給湯器の修理はメーカー以外対応できません。
修理用の内部部品は一般流通していないため、エラー「161」で修理対応をご希望の場合は、メーカーに直接連絡してください。
交換費用の目安
給湯器の交換費用は、機種の種類によって大きく変動します。
一般的な費用目安は以下の通りです。
| 給湯器の種類 | 交換費用の目安 |
|---|---|
| 給湯専用ガス給湯器 | 約8~15万円 |
| 追い焚き付きガスふろ給湯器 | 約14~25万円 |
| 温水暖房熱源機 | 約23~36万円 |
| ※エコジョーズは約2~6万円アップ | |
交換費用には、給湯器本体代、リモコン代、標準工事費、既設給湯器の撤去・処分費、出張料、必要部材費などが含まれます。
最終的な総額は、号数(16号・20号・24号など)、設置場所(屋外壁掛・据置型など)、配管の状態、追加工事の有無によって変動します。
そのため、必ず事前に詳細な見積もりを取り、内訳を確認することが重要です。
特にマンションやアパートのPS(パイプスペース)設置型は、本体サイズや排気トップ形状に制限がある場合があり、狭所作業による追加費用が発生することもあります。
現地確認をしっかり行ったうえで、適切な機種選定と費用の確認を行いましょう。
まとめ|給湯器エラーコード「161」原因・対処法・修理交換の判断基準
給湯器エラー「161」は、出湯温度が異常に高くなったことを検知して安全停止している状態を示します。その原因としては、流量不足や内部の汚れ、温度センサーや基板の不良などが考えられます。
まずは安全確認を行い、水量の見直しやリセット操作などの基本的なチェックを試してください。
改善しない場合や再発を繰り返す場合は、無理に使用せず専門業者へ相談することが重要です。
給湯器エラー「161」でお困りの際は、給湯器交換のユプロへご相談ください。
ノーリツ・リンナイ・パロマなど国内主要メーカーを幅広く取り扱い、格安価格でご提案いたします。
年中無休・最短即日の出張工事にも対応し、見積もりは無料。
有資格者が責任をもって施工し、親切丁寧にサポートいたします。






